失敗しても±ゼロのはずなのに、なぜかチャレンジできないと思った時の話
失敗しても±ゼロのはずなのに、なぜかチャレンジできないと思った時の話

失敗しても±ゼロのはずなのに、なぜかチャレンジできないと思った時の話

人間だけがチャレンジ(目標設定)できる

日々コーチングしてて思うこと。

たいていのコーチングは、「目標を立てられるのが当たり前」という前提に立っています。

ですが「目標をたてられない、立てたくない」という人は意外と多い気がします。

おそらく会社や今の日本の文脈だと「目標 = ノルマ」みたいな感じがするからでしょうか。

つまり「目標 = やらなきゃいけないこと」と思っちゃってるのかな、と。

ですが、本来、目標って「やりたいこと」なんじゃないのかと思ったりもします。

もっというと目標や夢を持つことこそ、人間らしさの一つなんじゃないかと。

実際、人間と他の動物たちの違いは、なんでしょうか。

一つは「目標」を持つことができる点だと思うのです。

もっと簡単な言葉で言うと「人間だけが『こうなりたい』とか『〇〇したい』」という欲求を持つことができます。

犬や猫も、何かを食べたいという欲求を持つことはあると思いますが、「犬として、こういう犬になりたい」「猫として立派になりたい」とかいう欲望を持つことはないのではないかと思います。

だから、せっかく人間に生まれたのであれば、そういった夢、目標、将来像ってあるのはすごくいいことだと思います。

大きい目標設定は怖い

そんな考えを持つ私は、日常の仕事における目標ならば比較的、簡単に立てられます。

でも大きな目標、例えば「人生そのもの」の目標を立てるのってなかなか苦手だったりします。

苦手だったので色々勉強してわかったことがあります。

そういう大きな目標を立てるのは人間、誰しも苦手なようです。

人間は、何万年も大昔から生きてる動物です。

長い人類史の結果、最近は、食べるのに困る状態は多少改善されてきました。

でも人類の歴史の大半は食べ物が、なかなかゲットできない状態だったのです。

だから我々の遺伝子には「飢えと闘ってきた記憶」が残っているそうなんです。

それゆえなるべく省エネで生きていくことが本能に刻まれているわけですよね。

省エネで生きるために、やるべきことよりも、楽にできることを選ぶようにプログラムされてるらしい。

皆さんも、期末のテストがあるにもかかわらず、目の前のテレビや本に気を取られたことがありませんか?

また、人間の脳は、「損失回避」という思考もあるようです。

簡単にいうと

「得したいという気持ち」

よりも

「損したくない気持ち」の方が強い

ということです。

こちらは、ダニエル・カーネマンという人が研究してノーベル賞を取っているようです。

こちらはプロスペクト理論と言います。

「人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向があるということである。」Wikipedeia より

簡単にいうと

1)目の前にご褒美が得られるチャンスがある。

2)たとえチャレンジに失敗してもプラスマイナスゼロである。

3)つまり失うものはありません。

4)でも、そのご褒美が手に入らなくててガッカリするかもしれない

5)その場合は、チャレンジをしない人が多い

ということです。

そんなバカなと思うかもしれません。

「チャレンジしてもプラマイゼロなのにチャレンジしないっておかしいよね。」

と思うかもしれないです。

でも、これ結構、真実を言い当ててるような気もします。

多くの人が「チャレンジ」をしない理由がここにあるんだろうなあと分かります。

脳みそは大変優秀です。

チャレンジしない理由もめちゃくちゃ思いついてしまう訳です。

そうやって自分で「やらない理由」を見つけマインドを固めてしまうようです。

どうやらそういう習性が人間には備わっているらしい。

それくらい「自分で決めたことが失敗すること」を恐れる、それが人間の本能。

ということのようです。

重要なことは「失敗してもプラスマイナスゼロ」なのに人は「恐怖」を感じてしまうということです。

さて、それを踏まえて目標設定の話に戻ります。

まず、目標を立てようと思う前に準備するようにしました。

なにかというと、自分の脳みそが、「目標設定」を妨害してくることを覚悟するようにしたんです。

「本当は失敗してもたいしたダメージはないのではないか?」

「その失敗を過大に感じてしまっているだけなのではないか?」

チャレンジの達人たちの本を読む

あと、いろんな本を読んで気持ちを後押ししてもらいました。

こういった本を読むと主に「失敗したらどうしよう」というマインドを溶かしてくれます。

まず、こちら

「人生というのは、解かなければいけない問題ではない、勝たなければいけないゲームでもない」

週4時間だけ働く ティム・フェリス

人生というのは突然始まって突然終わりますよね。

いろんなルールはありますけれども、必ずしも全部が全部あなたを縛るためにできたものではありません。

ルールというのは、本来失敗を防ぐために作られたモノです。

でもいつの間にか一人歩きして人を縛るものに見えてくることもあります。

が、ルールとは本来は「これを破れば失敗するから気をつけて」というだけものです。

だから、目標を決めるのも自由だし達成するもしないも自由ということです。

そして-ゼロ 堀江貴文

「失敗を体験することこそが成功である」

失敗をしてもゼロに戻るだけです。しかも、その分経験はついているので成長していますよね。

続けて-ZERO to ONE ピーター・ティール

「致命的な失敗をしたからといって、それがどうした。やりがいのあることはいくらでもある。」

失敗した時に、周りの目が気になります。

そんな時は

嫌われる勇気 岸見一郎

失敗した時に周りの目が気になる時は、自分のいる部署、自分のいる会社、自分のいるグループから少し離れてると良いと書いてあります。

困った時はより大きな枠組みの中で人間関係を考えるといいらしい。

地球上には70億人の人間がいるのです。

今いる人間関係が全部で多くても一万人くらいだと思います。

その一万人が全員私のことを笑っても世界のほとんどの人はなんとも思ってません。

というか私のことなど基本的にはどうも思っていない人が大多数というのが事実です。

そんな時は、人生を変えるチャンスなのかもしれません。

積極的に付き合う人を変えるのも一手かなと。

コンサルタントとして有名な大前研一さんの名言もご紹介しましょう。

「人間が変わるには3つの方法しかない。

一つは時間配分を変える。

もう一つは、住む場所を変える。

最後は、いつもつきあう人を変える。」

などなど

こんな失敗を恐れなくなるマインドセットをしたら目標の設定やチャレンジすることが少し楽になりました。

先月も40年避け続けたマリンスポーツ、しかもスキューバダイビングに挑戦することができました。

今に、いろんな選択肢をAIが考えてくれるようになるかもしれません。

たしかにAIが選んだものは、私にぴったりなのかもしれません。

すでにNETFLIXやAMAZONで買い物していると「あなたにぴったりなのはコレ」みたいに言ってきますよね。

そして、中国のアリババグループの提供する「芝麻信用(ジーマー信用)」のように、私の行動が数値化される時代が来るかもしれません。

どうやら、あちらの国では、その人の返済履歴などによって人々の信用度に数字がつくようになっているようです。

それを元にお金を貸すかどうか決めるようなんです。

今後、これに加えて「失敗の履歴」とかがトラッキングされるようになったらどうしますか?

それをもって評価される時代がすぐそこかも知れませんね。

だんだん失敗ができない世の中になるのかもしれません。

AIのいうことを聞いていれば失敗しないかもしれません。

しかし、それって失敗しないだけでほんと、「人生とは何か?」って話になりますよね。

幸い、今は失敗できる時代だから逆にラッキーだなと思うようになりました。

失敗できない時代が来る前に、経験を積んでおくの勝ちだと思います。

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