自分を否定しない。仏教を超クールに捉えて問題解決に役立てる。
自分を否定しない。仏教を超クールに捉えて問題解決に役立てる。

自分を否定しない。仏教を超クールに捉えて問題解決に役立てる。

「反応しない練習」という本

「超クール!」

仏教に対してそんなイメージを持つ人はあまりいないかもです。

ですが、ここに

仏教を単なる道徳的な教えではなく、

現代人の悩み「ストレス」を解決する合理的なツール

として紹介する本があります。

この本を読むと「悩みを解決する合理的な方法」をクールに知ることができます。

著者 草薙龍瞬さんは、仏教を宗教としてではなく「現実の問題解決に役立つ合理的な方法」として紹介する宗派・伝統に属さない〝独立派〟の出家僧です。

この本には、現代人の多くの悩み「ストレス」に対応する方法が出ております

第1章 反応する前に「理解する」

第2章 「判断」とは暇つぶしである

第3章 マイナスの感情で「損しない」

第4章 他人の目から自由になる

第5章 「正しく」競争する

最終章 考える基準をもつ

この目次だけでも面白そうです。

ちなみにストレスを抱えて疲弊してしまう最大の理由は「無駄な反応」にああるそうです。

心が動揺して、腹を立てたり、落ち込んだり、他人にわからせようと無理したり、先行きを悲観したりするから消耗するということです。

詳しくは本を読んでもらうとして、大変役に立ったなと思う点をひとつ。

自分を否定しない

それは、自分を否定しないこと。

私もブログで「勝利=人生の勝れた御利益」とか言って偉そうなことを書いてます。

すなわち「勝利とは自分で自分をコントロールすること」だとか。

ですが、そんなこと書いているからと言って、完璧にコントロールできているわけではありません。

むしろそういったコントロールは実は苦手ですし、毎日反省の日々です。

その中で、第2章の中にある「自分を否定しない。」どんな時もという節が役に立ちました。

自分の中で、これはとても大切な考え方なのでほぼ毎日見返しています。

草薙さんによれば、ストレスに対応するには「理解」が重要とのこと。

自分を否定するという「反応」の前に、このメカニズムを「理解」するんだそうです。

人は、自分を否定してしまうと承認欲求が満たされず「不快」になります。

そうすると「闘争・逃走本能」が「反応」してしまうそうです。

これは生物ならみんな持っている本能だから仕方がないのだとか。

この「闘争・逃走反応」がひとつストレスになります。

さらに人間は、理性があるので「なんとかしないと!」とという「判断」もしてしまいます。

この「なんとかしないと!」という「義務感」。

これがまたストレスになるようですね。

解決方法としてはまず、スタートの「否定的な判断」

これを止める練習をすることが大切だと書いてあります。

本には具体的な方法も書いてありますのでご興味のある方は読むと良いと思います。

要約すると頭の中の妄想に囚われないように、肉体的な感覚に意識を持っていくとよいのだそうです。

具体的には本を読んでもらうとして三つ提案がありました。

1 歩くことに感覚を集中する

2 視野を広げる

3 肯定する言葉をかける

本当に、思考が鈍くなってきたなと思ってきた時は20分くらい歩くと本当に解決します。

草薙さん的な修行とは、日々のこう言った練習をしながら反応しない精神を鍛えていくことのようです。

お寺に籠るとかそういったことをしないでも日々の生活そのものが修行になるというのはとても禅的な感じがします。

修行というよりも日々の練習ですね。

なにしろ「反応しない練習」という本ですから。

私自身は、なるほどと思いまして、「自分も他人も否定しない」ように注意しようと思っています。

私などは他人の意見なども「自分が反対された」と思ってしまうような人なんでなかなかこういったことを受け入れられません。

その傾向は多少おさまったとはいえ、ついつい「反応心」は出てきてしまうので毎日練習の日々です。

一方で他人を否定しないことも重要だなと思ってます。

これまた、奥の深い話で。

否定しないだけではなく、積極的に肯定していってあげるのがマネジメントの質の向上や人間関係に役立つのかと思います。

近日中に書ければ幸いです。